ESTは発現している遺伝子に対応するcDNA断片で,それらの塩基配列がデータベース化されていて(http://www.ncbi.nlm.nih.gov/projects/dbEST/),新規遺伝子の同定,遺伝子の地図化,遺伝子内のタンパク質コーディング領域の同定などに用いられる.本稿では,酵母のPEX遺伝子を用いて,ヒトのESTデータベースに対し相同性に高い領域(断片)を検索,ヒトPEX遺伝子のクローニングに成功した例を紹介している.(実験医学2010年8月号より)
オルガネラの世界
細胞機能の制御と遺伝病発症・ウイルス感染のメカニズム
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